ベトナムブログ

ベトナムにまつわるブログ。現地新聞やニュースサイトから気になるニュースを取り上げます。ベトナム留学2年。通訳・翻訳。関心分野はベトナム消費市場、労働力輸出(技能実習生制度含む)、訪日インバウンドなど

★ベトナム農産物、日本輸出で「金のように高額」に

★ベトナム農産物、日本輸出で「金のように高額」に(17/7/2016)

 

kinhdoanh.vnexpress.net

 

最近、日本企業からベトナムの農業に関する質問をよく受けます。また、ベトナムの農業関係者から日本の農業関連団体を紹介してほしいとの依頼も増えています。日本・ベトナム間で、農業分野への関心の高まりを感じます。

今回の記事は、ベトナムから日本市場に輸出される農産物について書かれています。

ベトナムでキロ数百円程度で売られているドラゴンフルーツやマンゴーに10倍近い値がつくことに、ベトナム側はチャンスを見いだしています。ただし、安定的に日本市場に農産品を供給するには、まだまだハードルが高いという現実もあるようです。

 

<内容>

ベトナム・日本経済連携協定( VJEPA)の発行により、2010年から800種以上もの農産物や海産物が税率ゼロでベトナムから日本に輸出可能となりました。しかし厳密な検閲等、ベトナムにとって日本市場への参入は依然としてハードルが高く、実際にベトナムからの輸入品はまだ多くはありません。

2017年5月までに、ベトナムは対日農産物輸出を通じて4300万米ドルを稼ぎ出しています。ドラゴンフルーツ、マンゴー、ライチなど一部のベトナム農産物はかなりの高額で販売されています。

 

ドラゴンフルーツ 20万ドン/1㎏ (約1000円/1㎏

ドラゴンフルーツは、4間年の協議を経て、ベトナムから日本にはじめて輸出されたフルーツ。日本では20万ドン(約1,000円)/1㎏で販売されています。

 

マンゴー 10万ドン/1個(約500円)

マンゴーは2015年に始めて日本へ輸出されました。ベトナムの各関連機関は輸出に向けた必要書類の準備などに5年の時間を要しました。日本輸出前にマンゴーはドラゴンフルーツと同様、蒸熱処理が必要になります。日本のスーパーでは、1㎏あたり20万ドン〜23万ドン(1,000円超)、小さいもので1個7万ドン(約350円)、大きいもので1個10万ドン(約500円)で販売されています。

 

ライチ 40万ドン/12個(約2000円/12個)

2014年からベトナムの数企業が、ライチの日本輸出を続けています。
バクザン省のLuc Ngan県のライチは、日本のスーパーで1980円(12個/税抜き)で販売されています。

 

シソ 700ドン/1枚 (約3.5円/1枚)
日本と同じ方法で栽培された緑のシソは日本のレストランに1枚当たり500ドン〜700ドン(2.5-3.5円)で輸出されています。
輸出を手がけているベトナム企業によると、栽培にあたっては、輸出条件を満たすため、土地、水源、土質、温室等すべての視察を行い、日本の専門家よる厳格な技術基準に基づいて、耕種、栽培をしています。また収穫に当たっても厳しい決まりがあり、鮮度の適した日に規定の大きさのシソの収穫を行わなければなりません。
最近は毎日日本にシソが輸入するため、日々輸送用の航空便を確保しています。

 

ちなみに、この記事には多くのベトナム人がコメントしています。

その一部をご紹介。

「日本人の要求は高く、10㎏のドラゴンフルーツを栽培したら、このうち1㎏しか選ばれない。だとしたら、1㎏で20万ドンはまだまだ安いもん」

「日本で販売される果物は、この金額だから品質が担保されている。ベトナムは(価格が安いぶん)品質検査のプロセスはたかが知れている。我慢するしかないね」

「日本の果物や野菜はとても高いが、それはベトナムと違い、技術や品質への規定が厳しいから。日本では果物・野菜の大きさや品質がしっかり保証されている。もしベトナムがこの日本のやり方を学ぶとした、1年、いや10年あっても足りないだろう」