ベトナムブログ

ベトナムにまつわるブログ。現地新聞やニュースサイトから気になるニュースを取り上げます。ベトナム留学2年。通訳・翻訳。関心分野はベトナム消費市場、労働力輸出(技能実習生制度含む)、訪日インバウンドなど

★ベトナム縦断記 (3) カマウ岬 〜ベトナム最南端地点〜

 

★ベトナム縦断記 (3) カマウ岬 〜ベトナム最南端地点〜

 

3日目はベトナムの最南端、カマウ岬に向かいます。

ホテルからバイクタクシーに乗り、船着き場に向かいます。

 

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ホテルがある省都のカマウから岬までは120 km。まだ道路が通っていないため、交通手段は高速船のみ。現地の人に混ざって、川を下ります。

 

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高速船はほぼ満員。私以外は全員ベトナム人です。

途中の駅で、サンドウィッチや果物、水の売り子さんが乗り込んできます。

 

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カマウ岬の入り口となる地点までは約3時間の船旅です。

船からは川沿いに住むカマウの人々の暮らしを垣間見ることができます。

 

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船を降りると、バイクタクシーの運転手が待っています。

彼らに頼み、最南端の岬まで連れて行ってもらいます。

 

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カマウ岬の周辺はベトナム人の団体旅行客でいっぱいです。

ベトナム人にとってカマウは国の最南端。一度は訪れてみたい観光スポットなのです。

ベトナムの最南端…カマウ岬(Mũi Cà Mau) 北緯8度37分30秒、東経104度43分。

 

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展望台に登るとベトナムの南の海を眺めることができます。

 

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カマウ岬はもちろん海鮮物が名物。

バイクタクシーの運転手がお店を紹介してくれました。

店頭の水槽から好きな海鮮を選んで、調理してもらうことができます。

 

 

往復6時間超えの長旅ですが、ベトナムの最南端に到達でき、充実の1日でした。

 

 

 

 

< 3日目の出費>

 

・高速船(カマウの街〜カマウ岬の往復)  250.000ドン

・バイクタクシー(カマウ岬)  13.0000ドン

・バイクタクシー(送り迎え)   70.000ドン

・遺跡入場料  10.000ドン

・昼食  75.000ドン

・夕食・水  40.000ドン

・宿  125.000ドン

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・計 700.000ドン (約 3,500円)

 

 

 

 

★ベトナム縦断記(2)ソクチャン〜カマウ

★ベトナム縦断記(2)ソクチャン〜カマウ

 

ソクチャンの朝。

ソクチャンで一番楽しみに楽しみにしていた「アレ」のために早起きします。

 

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ソクチャンカレーです。

ベトナム料理ではカレーを食べる文化がありませんがソクチャンはカレーが有名です。一説にはカンボジアのクメール文化の影響が大きいといわれています。

この日は、バイクタクシーの運転手に頼み、地元の有名店に連れて行ってもらいました。朝早く出かけましたが、すでに人でいっぱい。

地元の人以外にも、ホーチミンナンバーの車で駆けつけている人もいました。

ベトナム人の中ではソクチャンに来たらこのお店!というくらい知られているそうです。

 

味は、美味しいです。とても。

カレーはさっぱりしていて辛味はありません。具は柔らかく煮込んだ鶏肉と、大切りで食感を残した玉ねぎ。そこにベトナムらしくライムや唐辛子で作った調味料をかけて食べます。

そしてこちらもベトナムらしく、米以外に、パンを選択することもできます。

ベトナムの朝食としては少し高めの67000ドン(約330円)ですが、食べる価値はあります。

 

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(↑ソクチャンで有名なカレー店。カレーはベトナム語で Cà-Riです)

 

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(2日間、たっぷり要望を聞いてくれたバイクタクシーの運転手。感謝)

カレーを食べ終わり、今日はベトナムの最南端の省、カマウ省を目指します。

カマウ行きのバスが拾える大通りまでバイクタクシーの運転手に連れて行ってもらい、バスがきたら手を上げて止めます。

 

f:id:DulichVietnam:20160512212047j:plain(Sóc Trăng-Cà mau 120km)

 

乗ったのはローカルバス。

大量の荷物とともに、約5時間の移動です。

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カマウのバスターミナルに到着後はすぐにバイクタクシー探し。

集まってきた運転手の中から、現地に詳しそうな運転手を選びます。

今回は普段、カマウの学校の職員をしているという男性にガイド兼運転手をお願いすることに。私が日本人というと、数年前にJICAの青年海外協力隊の団員をアテンドしたことがあると大喜び。「△△美、〇〇子・・・」と道中、嬉しそうに何度も名前を教えてくれました。

ベトナムの最南端の省で、日本人と言っただけですぐに打ち解けられるのは、JICAをはじめとした日本の団体が様々な場所で、現地を支援する活動を続けているからです。頭が上がりません。

ホテルを紹介してもらった後、この日はすこし遠出をすることに。

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カマウ省の西側までバイクで。

 

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天気が良ければタイがうっすらみられるそうです。

この日は天気が良くなかったため、みられませんでした。

 

道中、バイクタクシーの運転手に「カマウ省といえば、グエン・タン・ズン首相( 2016/4月に交代し今は「前首相」)の出身地だよね?」と聞くと、「そうそう。帰りに首相の生家に連れて行ってあげようか?今はもう誰も住んでないけどね」と言われました。せっかくなので、連れて行ってもらいました。カマウ市内にあります。

 

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< 2日目の出費>

・朝食 カレー  67,000 ドン

・バイクタクシー(ソクチャン) 50,000ドン 

・長距離バス(ソクチャン〜カマウ) 80,000ドン

・バイクタクシー(宿紹介、ガイド付き、150km移動)250,000ドン

・遺跡入場料  20.000ドン

・夕食 25,000ドン

・軽食や飲み物 25,000ドン

・宿  220,000ドン

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・計 737,000ドン (約 3,600円)

★ベトナム、サパのロープウェイに乗ってみた

3月中旬、調査のため訪れたサパで開業したばかりのロープウェイに乗ってみました。

開業すぐのロープウェイということでやや気が引けましたが、これも調査の一環ということで、挑戦です。

サパのロープウェイは…

・全長6325m、出発駅と終着駅の高低差1410mはいまのところ世界一

・終着駅からベトナム最高峰のファンシーパン山(3134m)まで石段を登ってすぐ到着

とあって、鳴り物入りで2月上旬に開業しました。

 

サパの観光局によると、ロープウェイ開業効果は大きく、国内からベトナム人旅行客が急増しているとのこと。確かに、何度も来ているサパですが、今回は今まで見たこともないくらいの数のベトナム人旅行客で溢れていました。

もともとは欧米人に人気の旅行スポットだったのですが、週末は圧倒的に国内旅行客の方が多い状況。これはここ半年くらいの大きな変化といえそうです。

 

ロープウェイの乗り場もベトナム人でいっぱい。そして中国人。欧米人はほとんど見かけませんでした。チケット売り場の人に聞いても、乗客はほとんどがベトナム人と中国人とのこと。欧米人はやはり、トレッキングに参加したり、自分の足でファンシーパン山を踏破するというのが馴染みの旅行スタイルのようです。

 

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(乗り場前は旅行会社の名前が入った帽子をかぶったベトナム人ツアー客が集まる)

 

出発駅から到着駅までは約20分。

料金は往復で600.000ドン(約3000円)。クレジットカードも使えるようです。

チケットを買ったら、ゴンドラに乗り込みます。従業員の接客も想像以上に丁寧です。

ゴンドラは35人乗り。

 

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ロープウェイは3部構成になっており、高低差約1400mを徐々に上がっていきます。

ゴンドラから見下ろすサパの風景は素晴らしいです。棚田や川、少数民族の集落が眼下に広がります。ただ、高さはあるので高所恐怖症の方にはお勧めしません。

 

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ゴンドラで一緒になったベトナム人グループも大盛り上がりです。

ベトナム人男性の1人は奥さんに電話して「何か最後に言っておきたいことはある?」なんてジョークをとばし、ゴンドラ内では笑いが起こります。

 

約20分で到着。終着駅は標高3000mとあって、風も強く長袖を着ていても寒く感じるほど。

この石段を上れば、ベトナム最高峰のファンシーパン山の頂上に到着です。

 

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(ファンシーパンの頂上は石段の上)

 

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(終着駅からサパ方面)

 

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駅舎は新しく、展望スペースなどまだ作業中のところもあり、少数民族と思われる工員が働いている姿を多く目にしました。

あとで少数民族の村でインタビューをした時に聞いたのですが、ロープウェイ建設にあたっては、多くの少数民族が工員として雇用されたそうです。高地で天候も安定しない頂上付近で危険な工事作業にあたるため、現地相場では破格の給料を設定し、人員を確保しています。残念ながら、工事の過程では転落等の事故なども発生したそうです。胸が痛みます。

 

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駅にはお土産屋のほか、少数民族の手芸品などを使ったおしゃれな家具が用意されたカフェもあります。このカフェでは日本語を勉強したいと必死に話しかけてくるベトナム人従業員さん(男性)と出会いました。日本人旅行客が来た時に備えて、いくつか言葉を覚えてきたいとのこと。簡単なあいさつを教えました。もし駅舎のカフェで「ありがと」「こにちは」と話しかけてくる若い男性がいたら、彼かもしれません。

 

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(出発駅の周辺。出発駅まではサパの町からタクシーで10万ドン程度

頂上付近を満喫したのちは、ロープウェイでサパに戻ります。行列もなく、すぐに乗車できました。

 

まだ日本人や欧米人の乗客は少ないようですが、ベトナム人の国内旅行地としては、一気に知名度を上げています。14年9月のハノイーラオカイをつなぐ高速道路の開通、16年2月のロープウェイ開業の2要素が国内旅行客の増加を後押ししています。

 

この急激な観光化がサパで暮らす少数民族に暮らしにどの影響を与えていくのか、調査を続けていきたいと思います。

 

 

 

★ベトナム縦断記(1)ホーチミン〜ソクチャン

 

ベトナム滞在中の2015年8月、ベトナム縦断旅行に出ました。

南部のホーチミン市を出発点に、最南端のカマウ省に向かい、そこから最北端のハザン省まで北上。約3週間の女ひとり旅です。

ベトナムの国土は南北約1800km。南北で気候も違えば、文化や言葉、民族構成も違います。各地の魅力を最大限肌で感じるべく、今回、都市間の移動は高速バスや乗り合いバスを選択。観光はバイクタクシーを使い、宿はバイクタクシーやバスドライバーさんの紹介、食事は地元の人がオススメしてくれた店で頂きました。道中、ベトナムではまだ珍しいひとり旅中のベトナム人の女の子と行動を共にしたことも。

ベトナムを一段と深く理解するきっかけとなった現地密着のひとり旅。

半年経ったいまも、ビーチサンダルの日焼け跡が足の甲に残ります。

 

<1日目> ホーチミン→ソクチャン

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 ホーチミンから南部地域に向かうバスはミエンタイバスターミナル(Bến xe miền tây)から出ています。市内中心から東に10kmほど離れたミエンタイバスターミナルへの交通手段は路線バスかタクシーです。私はベンタイン市場(Chợ bến thanh)近くに一泊し、路線バスでバスターミナルに向かいました。渋滞の有無によりますが、街中心から所要時間は30〜40分程度です。

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 バスターミナルには各社のチケット売り場が並んでいます。ホーチミンのバスターミナルでは、ほぼ全てのチケット窓口でバス料金が掲示されていました。ハノイでは掲示されていないケースが多いため、常に騙されないかハラハラしますが、これなら旅行者にとって安心です。私は一番出発の早いバスを選びチケットを購入しました。  

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 同じ目的地行きでもバス会社によって値段が違います。一般的には、値段が高いほど車体が新しくきれいで、車内テレビや水・おしぼりといったサービスが充実しています。必ず入口で靴を脱いで乗り込みます。 

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 ベトナムの長距離バスの設計はユニークです。座席は3列で2階立て。パーソナルスペースがしっかり確保されており、座席は150度ほど大きくリクライニングします。ベトナムはまだ道路の整備されていないところも多く、寝転がってバスに乗るのは安全上少し心配なところもありますが、足を伸ばして過ごせるのはやはり快適です。

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 2回のトイレ休憩をはさみ、約6時間後にソクチャンの街に着きました。ソクチャンの人口は約130万人。ベトナムでは地方の中堅都市にあたります。街中にはロッテリアが1軒進出していました。バスを降りたところで、群がってきたバイクタクシー(xe ôm)の中から誠実そうなトライバーさんを選び、まずは近隣の宿(Nhà nghỉ)を紹介してもらいます。ベトナムでは高級・中堅ホテルをKhách sạn、バックパッカーなどが泊まる簡易宿をNhà nghỉ(ニャーニー)と言います。ホテルと言うと少々高めのところを紹介される可能性があるので、手頃な値段で現地らしさを味わいたいバックパッカーはNhà nghỉと尋ねると良いです。

宿に荷物を置いて、待っていてくれたバイクタクシーにまたがり街に出ます。

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 今回、数ある南部都市の中からソクチャンを選んだ理由の一つが、ソクチャンがクメール系文化を残す地域のためです。かつてクメール族の支配地域だったソクチャンには現在もクメール族が多く住んでおり、ベトナムで最大数のキン族と、華人を加えた3民族がこの街の主な構成員です。ベトナムは54民族の多民族国家。都市ごとにしっかり個性があるのが大きな魅力です。

(↑ ダット・セット寺)

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 ここソクチャンでは、10月に豊作を祈るクメールの催事「水祭り」が開かれます。目玉行事「ドラゴンボートレース」では住民が竜のかたちをした派手なボートに乗り競い合います。クメール正月を祝う習慣も残るようです。クメール文化がこの土地に根付いているのがわかります。

(↑ カレン寺院 )

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 (↑ヨイ寺 コウモリが300万羽以上生息してると言われる。別名「コウモリ寺」)

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 夕方、ソクチャン市場周辺は賑わいます。

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 夕食はソクチャン名物の麺料理「ブンヌックレオ(Bún nước lèo)」をバイクタクシーのドライバーさんが教えてくれた路上店で。ブンヌックレオはもともとクメール由来の料理で、今はソクチャン周辺地域の特産となったよう。たくさん入ったエビと少し酸味があるスープが特徴でした。

 

<1日目の出費>

・長距離バス(ホーチミン〜ハノイ) 120,000ドン

・バイクタクシー(宿紹介、宿から寺3か所移動、ガイド付き)100,000ドン

・夕食(ブンヌックレオ) 25,000ドン

・軽食や飲み物 27,000ドン

・宿 140,000ドン

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・計 412,000ドン 

★ベトナム、子供の肥満急増

★ホーチミン、子供の50%弱が過体重や肥満(VTV)

vtv.vn VTV映像ニュース付き

 ベトナムでは経済成長に伴う生活レベルの向上を受け、子供の肥満者数が急増しています。一般的に、肥満のまん延は経済発展が著しい新興国で深刻化する問題ですが、ベトナムも例外ではありません。

 私がハノイの生活を通じて個人的に感じた原因は、(1)ふくよか=健康・豊かの考え方(2)高身長・たくましい体格への憧れ(3)「我慢」の欠如 です。

 ベトナムには”Béo thì khoẻ, gầy thì yếu"(太は健康、痩せは虚弱)ということわざがあるそうです。言葉の通り、ふくよかな身体は強く健康であるという考え方です。高齢層中心にふくよかは豊かさの象徴として捉える風潮もあり、肥満=リスク大という概念が欠けているようにみえます。特にベトナム戦争の食糧難を経験している今のおじいちゃん、おばあちゃん世代(60代前後以上)は、豊かになった今、孫にできるだけ食べ物を与えたいという思いが強いようです。共働き夫婦が多いベトナムでは日中子供の面倒を見ているのがおじいちゃん、おばあちゃんというケースも珍しくなく、彼らに与えられるまま食べ続けると幼少期から肥満になる可能性が高まります。

 また、ベトナム人の体格は世界的に小柄(平均身長:男性約164cm、女性約154cm)といわれ、国を挙げて改善に取り組んでいる最中です。日本人もそうですが、ベトナム男性は背の高いたくましい体型に憧れています。ベトナムでは、将来の体型は生後数年の栄養状態が決め手となるという考えが広まっており、両親は将来の我が子のためにせっせと食事を与えている側面もあります。

 そして一番の問題は、子供がお菓子やミルクを欲しがっても我慢させる、つまり「与えない」という選択のできる大人が少ないことです。ベトナム人と旅行した時、多くの親が砂糖入りの甘いミルクやお菓子を子供に与え続けているのに驚きました。与えておけばおとなしくなって良いのはわかりますが…。これからは、まわりの大人が子供の栄養適正量をしっかり把握した上で、過剰摂取を防いであげる必要があります。

  豊かになってきたベトナムでは「健康」への関心が高まることが予想されます。正しい栄養知識の提供は一つのビジネスキーワードになりそうです。

 

<内容メモ>

ホーチミン市栄養センターによると、ホーチミンでは41.4%の子供が過体重(22.4%)か肥満(19%)

ベトナムの都市で、過体重や肥満の子供の数がたった5年で倍増

 ・子供の肥満に関心を持つ両親は少なく、肥満状態が高まってから診断に訪れるケースが大半

・肥満により糖尿や不正脈、高血圧といった病気が引き起こされるケースも増えている

・ホーチミン市栄養センターは15%の子供に高血圧の症状があるとしている

 

 

 

★ベトナムの出生時男女比〜異常な男児増によるアンバランス〜

★ベトナムの出生時男女比

www.kinhtedothi.vn

 現在ベトナムで大きな社会問題となっているのが出生時男女比の不均衡。出生時男女比は自然の摂理にまかせた場合、女児100に対して男児が105前後が一般的と言われており、日本の出生時男女比は2014年で105.08(男児52万7657人、女児50万2159人・厚生労働省人口動態統計より)。この比率は一世紀以上大きな変動がないそうです。一方ベトナムはこの出生時男女比が112。一部地域ではこれ以上の数値となっており、比率の歪みが深刻化しています。

 不均衡を引き起こす大きな原因は(1)男が家を継ぎ、両親を供養するという男系主義の考えが根強く、多くの夫婦が男児を欲しがる(2)そうした中で政府が人口抑制策「2人っ子政策」を推進。科学技術の進歩により、出産後早い段階で性別を判断する手立てが確立されてきたこともあり(現在ベトナムで男女産み分けを目的とした中絶は非合法)選択的に男児を生む人が増えた、ところにあります。

 法律上産み分けを目的とした中絶は禁止となりましたが、現在も利用者から多額の現金を受け取り、隠れて実施する病院もあります。またベトナム人から男児を授かるための生活・行動を指南する専門相談所が存在するという話も聞きました。

 この男女比不均衡により、2050年には230万〜430万人のベトナム人男性が結婚できなくなる恐れがある、との予測も出ています。あるベトナム人の友人は「こうなったら女の子を産んだ方が私も安泰ねー」と無邪気に笑っていましたが、人口構成は社会の発展にも直結する問題なだけに、ベトナム政府もさらなる改善策を講ずる必要がありそうです。

 男女比不均衡は日本人にとって身近に感じにくい問題ですが、人口大国の中国やインドでは、国の将来を左右しかねない深刻な社会問題となっています。同問題について詳しく知りたい場合は、以下の本がおすすめです。

◉女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオ(2012/6)

Amazon.co.jp: 女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオ: マーラ・ヴィステンドール, 大田 直子: 本

<内容メモ>

2016年、ハノイでは出生時男女比(男児:女児)が114:100の見込み

・2016年の国の家族計画化計画によると出生率は前年比0.1%減第三子以上の出産は同0.1%減妊娠中の女性による出生前検査(胎児スクリーニング)を受ける割合は72%先天性代謝異常検査(新生児スクリーニング)を受ける割合が82%、避妊の選択肢をとった人が32万4665人。

現在のハノイの出生時男女比は100:114.5で全国平均の100:112.7よりも高い。

・ハノイ内でもソクソン区、タックタイ区、フースエン区、バービー群、トゥンティン区は特に不均衡が進んでおり、100:120を超えている。

 

 

 

 

★ベトナムのコンビニエンスストア事情

ベトナムのコンビニエンスストア  (Tiep thi the gioi VN 12/12)

  ベトナムでコンビニエンスストアが急増しています。私が初めてベトナムを訪れた2005年夏には、いわゆる近代的なコンビニチェーンはまだ存在しませんでした。大手Shop&Go(ショップ&ゴー)が2005年12月、米CircleK(サークルK)が2008年、日系ファミリーマートが2009年12月に1号店をオープン(各社HPより)したのを皮切りに、各社が店舗を拡大し、今や1000店に到達。外国人旅行客やホーチミンの若者にとって重要な小売チャネルとなってます。特にバックパッカーが集うデタム通り周辺はコンビニ一大激戦区です。大手各社の店舗がそろっているので、品揃えや店舗フォーマット、値段を見比べてみると勉強になります。2017年にはセブンイレブンが満を持して登場です。

そして昨年、ハノイにもついにサークルKがオープンしました。これまでもショップ&ゴーや韓国系Kマートはありましたが、大手サークルKの参入によりハノイのコンビニ市場が活気づきそうです。1月にベトナムを訪れた際には地場のVinMart(ビンマート)がパパママストアのチェーン化を進めている様子もうかがえました。

ベトナム消費者向けに消費財等の販売を計画している企業は、きめ細かい小売チャネルのチェックが必要です。理由は2つ。移り変わりが想像以上に速い、南ホーチミンと北ハノイでチャネル構造に大きな違いがあるためです。

<内容メモ>

・ホーチミンではコンビニエンスストアが1000店に達し、うち24時間営業の外資系コンビニが約500店まで拡大している。

ショップ&ゴー150店サークルK130店ビーズマート120店ファミリーマート80店ミニストップ30店という状況

・国内コンビニチェーンは24時間営業ではないが、生鮮品や加工品などに強みを持っており、サトラフーズが60店以上、コープマートが90店以上、ヴィッサンが100店以上。

・各区やマンション内に入居するようなより小さい規模の店舗(ハローマートやホームマート、ミニマートなど)はほかにも数多く存在している

・市場調査会社が15年第一四半期に行った調査によると、ベトナムの大都市(ホーチミン、 ハノイ、ダナン、カントー)では大型スーパー、中小スーパー、コンビニなど近代小売チャネルの占める市場シェアが全体の19%に高まっている。

・市場調査会社のニールセンは、コンビニにとってベトナムは今後チャンスが見込める市場としている。

べトナムでは1店舗当たり人口が6万9000人。一方フィリピンでは3万7000人/店、中国で2万1000人/店、タイや韓国はさらに発展しており、それぞれ5556人/店、1835人/店。

・ファミリーマートは2020年に80〰1000店、将来は市場の30%に当たる5000店体制を目指している。

・サークルKは16年に150店、17年は500店の出店を計画する。

・新規出店と同時に、サービス品質の向上にも取り組む。

・独市場調査会社のスタティスタ社によると、ベトナムの2014年の小売市場は800億USD。16年には1000億USDに達する見込み

・ベトナムの小売協会によると現代的な小売チャネルの占める割合は消費指標の20〰25%を占める程度で、フィリピンの33%、タイ34%、中国51%、マレーシア60%、シンガポール90%に比べて低い。

・またニールセンベトナムによると人口の57%が忙しい若者で、73%の消費者は高品質の商品やサービスのためなら多少高い料金を払うことに抵抗がないと回答。コンビニにとって、店舗網拡大のチャンスは大きい、としている。

 

 

 

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